モンステラってハートの形をした葉っぱが魅力的で、とても人気がありますよね。
当初、自宅にお迎えしたモンステラ は、真っ直ぐに立っていて、とても凛々しかったのに、
1年も経つと、「だんだん前に倒れてくる」ということはありませんか?
筆者も、自宅で育てている「前に倒れるモンステラ」をどうしたらいいのか、悩んでいたので植え替えをすることにしました!!
- モンステラが「前に倒れてきて」困っている
- 掃除のたびに、「倒れそう」で危ない
- 仕立て直しして、「見栄えをよく」したい
- モンステラ の株を増やしたい
このようなお悩みの方に、お役立て頂ける記事となっています。
また、モンステラ を仕立て直しすることには、以下のメリットがあります!
- ビジュアルが良くなる
- 剪定すると下から新芽が出る
- 水耕栽培は、芽が出たことを目視できるため失敗が少ない
- 水耕栽培は確実に株を増やせる
水耕栽培
モンステラ は、葉柄をカットして、親株を立てて植え直せば、またきちんと前を向いてくれるようになりますが、筆者は、カットした葉柄部分も生かしたかったので、「水耕栽培」も実践することにしました!
挿し木
また、水耕栽培せずに、剪定した葉柄をいきなり鉢土に挿しても根は付きますが、水耕栽培することで、新しい根が出たことを目視できるため、初心者には失敗がありません。
⚠️植え替えも必要
モンステラが前に倒れてくるということは、根も回っており、「根鉢」といって鉢の中が根でいっぱいになっていることが予想されます。そのため、「植え替え」も同時に行う方が、モンステラ の今後の成長には良いのです!
モンステラの「仕立て直し計画」の工程は、↓
- モンステラを剪定する
- 水耕栽培にして、根が出たら鉢に植え替える
では、詳しく解説します。
- 結論
- モンステラが前に倒れる原因
- 実演:前にせり出たモンステラを剪定
- 実演:モンステラを水耕栽培し根を出させる
- 実演:③ 水耕栽培し根が出たら鉢に植え替える(2021年5月6日)
- 2021年5月20日:(水耕栽培で根が出て植え替え2週間後)
- 2021年6月5日:(水耕栽培で根が出て植え替え4週間後)
- 2021年6月11日:(水耕栽培で根が出て植え替え36日後)
- 2021年6月12日:(水耕栽培で根が出て植え替え37日後)
- 2021年6月14日の様子:(水耕栽培で根が出て植え替え39日後)
- 2021年6月17日(水耕栽培で根が出て植え替え42日後):初・葉っぱが開きました!
- 2021年6月27日の様子(水耕栽培で根が出て植え替え52日後)
- (2022年5月):1年後のモンステラ
- 筆者の水やりの方法
- まとめ
結論
結論から先に言いますと、前に倒れてくるモンステラ は、剪定、植え替えすることでカンタンに仕立て直しすることができます!
それでは早速、本題に入ります。
モンステラが前に倒れる原因
モンステラは、 サトイモ科の植物のため、基本的につる (気根)を伸ばして成長します。そのため、どうしても 前に前にせり出そうとする習性があるのです。
そのため、数年に1回、定期的に剪定、植え替えなどして、株姿をきれいに保つ必要があります。
では、さっそく筆者が実践した「モンステラ の仕立て直し」にお付き合いくださると嬉しいです。
実演:前にせり出たモンステラを剪定
<モンステラの親株を剪定>
必ず、モンステラ の「節」を含めてカットします!「気根」もあれば最高です!
(「節」が無いと絶対に新たな新芽は芽生えてきませんので注意です)
光合成のために、葉を1本だけ残し、弱った葉や見栄えの悪くなった葉を切り落とす。
(葉が多いと蒸散がちになって、根に水分が行き渡らなくなり枯れやすくなります)
実演:モンステラを水耕栽培し根を出させる
剪定した葉柄を水につけて「水耕栽培」して新しい株を作ります。
まず、切り落とした葉柄を、花瓶に挿します。(ドラセナの茎も同居していますw)
節のところからたくさんの気根が出ています。
メネデールは、発根を早めてくれる効果があります!!
「メネデール」を100倍に薄めて1週間ほど。植物の成長が早まります。
その後は、「真水」で経過観察しました。
花瓶に生けてから2週間の様子です。(2021年5月22日撮影)
めちゃくちゃ成長が早いですね!「メネデール」のお陰ですかね!
床に置いて、全体を見てみると、気根も伸びて元気いっぱいです!
太くて立派な気根と、新らしい根っこが確認できます。
やはり、節のところから出るのですね〜!立証することができました!
実演:③ 水耕栽培し根が出たら鉢に植え替える(2021年5月6日)
新しい根っこが出てきたので、さっそく鉢に植えかます。
↓水はけの良い土と水はけの良いスリット鉢の記事はこちらからどうぞ!↓
植え替えの手順をご説明します。
鉢に鉢底ネットを敷く
鉢に100均の「鉢底ネット」を切って入れる。
(鉢は大きすぎてはいけません。まだ根が回っていないので土がなかなか乾かなくなり、根腐れしてしまいます。モンステラを支えるため、縦長で細めが良いでしょう。)
ダイソーの鉢底ネット:説明書きには、”サイズが合わない場合は、使用しないでください”と、記載されていますので、自己責任で切りました💦
鉢底石を敷く
ダイソーの鉢底石です。軽くてスグレモノです!
水はけをよくするため、1番最初に投入します。
(スリット鉢使用の場合は不要です)
鉢の底に2〜3cm敷き詰めます。
用土を入れる
用土を鉢底石の上に2〜3cm投入します。
「無機質の土」をオススメしています。
以前は有機質の土(観葉植物の土)を使用していたんですが、、、あまりに乾燥しなさ過ぎて「きのこ」が生えたんです。。。
きのこが生えて対処した記事はこちら
【自作・スリット鉢】と水はけの良い土の配合で、根ぐされ知らず!
観葉植物|水はけの良い土配合の解説!(無機質がオススメ)最適な鉢の種類とサイズ
挿し穂を入れる
根を傷めないように、そっと挿し穂を入れます。
挿し穂が中央にくるように固定させながら、周りに用土を入れます。
グラグラしないように、手で軽く押さえて安定させます。
鉢の上層(表面)に無機質の土を入れる
最後に、培養土の表面3cmに「赤玉土」を入れます。(無機質の土の場合、この工程は要りません)
- 赤玉土は、有機物を含まないため、コバエの発生が少ないです。(コバエは、表面から2〜3cm入ったところに産卵するため)
たっぷりと水を与えて完了です!
鉢全体に、水を与えます。鉢の底から茶色い水がなくなり、透明に近くなったらOKです。
「前に倒れていた株を水耕栽培して植えたもの」です。
剪定して植え替えが完了しました。
⚠️(根が出て株が安定するまで支柱を入れています。根が安定すれば支柱は外しても大丈夫です)
【100均(ダイソー)の園芸用品・17選】実際に使用したリアルな感想!
「①剪定してそのまま座り直して植え替えたもの」と、「②水耕栽培のもの」。
どちらも今はまだ寂しい感じがしますが、これから夏に向けてどんどん新芽🌱を出して成長してくれますよ〜!乞うご期待!
2021年5月20日:(水耕栽培で根が出て植え替え2週間後)
2021年5月6日に、前にせり出していたモンステラの水耕栽培をして、根が出てから植え替えしていた株です!
あれから 2週間!(2021年5月20日)
小さな新芽が2つ生えてきました!!隠れている新芽も3つ確認できます!!
やっぱり、 「上を切るとしたから生える(頂芽優勢)」という植物の特性は本当ですね!
2021年6月5日:(水耕栽培で根が出て植え替え4週間後)
前回の観察日からさらに2週間経過しました(2021年6月5日)のモンステラの様子
画像向かって右側から1つ、左側からも1つ、可愛い芽がグングン伸びてきました!!
「頂芽優勢」という特製があるため、剪定せずに育てていると、ヒョロヒョロとした株に育ってしまうのです。
2021年6月11日:(水耕栽培で根が出て植え替え36日後)
さらに成長して、新芽の長さが「12cmと6cm」ほどになりました!
6月に入ってめっちゃ急成長しています!この分だと来週くらいには丸まっている葉が広がってくれるんじゃないですかね〜👏
2021年6月12日:(水耕栽培で根が出て植え替え37日後)
昨日から一日経ちました。たった一日経過しただけなのに、モンステラの新芽が16cmに成長していました!!👏
たった一日でも4cmほど伸びています!👏
6月に入って、室内の気温は30度以上となり、モンステラの成長が加速しているのがよくわかります。
2021年6月14日の様子:(水耕栽培で根が出て植え替え39日後)
さらに2日後、葉っぱがくるくる巻いているのがよくわかります。
2021年6月17日(水耕栽培で根が出て植え替え42日後):初・葉っぱが開きました!
朝起きたら!葉っぱが開いて、縦に15cmほどになりました!
手前に写っているハート型のが、剪定してから初めての葉っぱになります!
淡いグリーンがめちゃくちゃきれいな色合いなんです!
まだ小さな新芽がいくつか出てきているのが確認できています!
2021年6月27日の様子(水耕栽培で根が出て植え替え52日後)
2021年5月6日に剪定してから、50日ほど経過しました。
新芽が開いて、可愛い葉っぱが3つ誕生しました。
6月に入って、気温が上がったため、成長のスピードが早いです。
まだいくつか、新芽が見えているので、まだまだ楽しむことができそうです!
(2022年5月):1年後のモンステラ
2022年5月のモンステラ
「前に倒れるモンステラの剪定して、水耕栽培→植え替えてから1年が経ちました!!」
1年の間に、不要な葉っぱを取り除いたりして調整すると、こんなにも立派に再生してくれました〜〜!!ふっさふさですね〜!
筆者の水やりの方法
サスティーとは、
適切な水やりタイミングを教えてくれる水分計。 計測機器としては土壌水分計などがあるがこちらは電池を必要としなく単体で動作する。 水やりチェッカー部分の色で土壌中の水分を教えてくれる。 サイズはS,M,Lの3種類です。
サスティーを植木鉢に刺しているだけで、先の色が変化して、
『今日は水やりのタイミングだよ!!』と教えてくれる優れものです!
まとめ
今回の実例のように、前にせり出てきたモンステラを切って仕立て直しすることは、とても簡単だと言うことがわかりましたね!!
- モンステラは、長年育てていると、前にせり出てくる習性があります。
- モンステラ は、「サトイモ科の植物」のため、仕方のないことなのです。
回避方法は、
- バッサリと剪定する
- 水耕栽培してから鉢に植え替える or そのまま土に植える
- 下から生えてくるのを待つ
ただこれだけなのです!!
水耕栽培せずに、剪定した株をいきなり鉢に植えても構いませんが、水に挿すことで、新しい根が出たことを目視できるため初心者には失敗がありませんね。
本日は以上となります。ありがとうございました🍀