こちらは、「観葉植物の適切な水やり・場所」についての記事です。
良い環境に置かれ、適した管理をしてもらっていれば、植物はイキイキとした姿に育ちます。
環境や管理が悪ければ、次第に「異変」が生じてきますので、日頃から植物の状態をよく観察し、彼らの出す「サイン」を見逃さないようにしなければなりません。
そこで、観葉植物の適切な環境を知って、栽培に活かせるよう、記事を書きました。
- これから観葉植物を育てたい方
- もうすでに育てているが、自分の育てている植物の本来の特性を知って、上手に育てていきたい方
このような方に向けての記事となりますので、ぜひ、参考になさってくださいね。
では早速本題に入ります。
観葉植物☆乾燥が好き?多湿が好き?種類別の管理を知って水やりしよう!
あなたの植物たちは、どちらの環境が適している植物なのか知っていますか?
観葉植物が「自生する場所」を知れば、最適な環境や栽培のポイントがわかるようになります。
あなたの育てている観葉植物は、乾燥が好き?
それとも多湿が好き?
では、はじめに「弱い光と多湿を好む仲間」からご紹介します。
弱光&多湿を好む観葉植物
熱帯多雨林などの樹木の下に自生する仲間
- カラジウム
- プテリス
- フィットニア
- アジアンタム
- レザーファン
- アスプレニウムなど
熱帯多雨林は、赤道周辺にある「ジャングル」です。
ジャングルが、どんな環境なのかと言いますと、
- 平均気温:18℃
- 1年を通じて雨が多い
- 上記の環境に生育する樹木の「下」で、こもれ日浴びながら育成している
気温は低めですが、湿度が高い環境なのですね〜。
では、上記の環境に少しでも近づけるために適切な環境にするには、「レースのカーテン越しくらいの光」が適しています。
次に、「やや弱い光と多湿」を好む植物の説明をします。
やや弱光&多湿を好む観葉植物
熱帯多雨林などの樹木の上に自生する仲間
ジャングルのような環境に育つ大樹に張り付いて育成する植物たちは、「やや明るい光」を浴びて育ちます。つる性の植物ばかりでなく、「気根」を出して樹木をよじ登るように育成することもあります。
ほとんど毎日スコールが降るので、「湿度はとても高い環境」なのです。やや弱光&多湿を好む植物は、水きれを防ぎ、やや弱い光を当てることが大切です。
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次に、「強い光と多湿を好む仲間」のご紹介です。
強光・やや強い光&やや多湿を好む観葉植物
温帯、亜熱帯、熱帯の地域で高木に育つ仲間
太陽の光と雨の恵みで、ぐんぐん高く成長するため、やや多湿を保ち、太陽に当てることが大切です。(カラカラはダメです!)
ドラセナを乾燥・徒長させ「ひょろひょろ」にしてしまった記事はこちら↓
画像あり|細ほそのドラセナ(親株)を思いっきり剪定→屋外放置で赤ちゃん新芽が♡
この種は、5mを越すほどに大きくなる種類の植物も珍しくありません。
観葉植物として、主に幼苗が出回りますが、小さく仕立てたいときは、
まめに葉茎や根を剪定する「お手入れ」が必要となります。
【観葉植物の増やし方】株分け・挿し木・取り木を攻略してモリモリ増やそう!
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やや強い光を好むからといって、ずっと室内で育てていた植物を、いきなり屋外に出すのは危険です。
葉焼けを起こして真っ黒になってしまいます。屋外に出す場合は、日陰から慣らし、徐々に日光に当てるようにしましょう!
⭐️(焼けてしまった葉は、もうダメですが、新しい新芽はちゃんとキレイな色で芽吹きますので大丈夫ですよ〜!)
どなたかの参考になれれば嬉しいです。
次に、「乾燥にも耐えれる植物」のご紹介です。
砂漠や熱帯季節林で「乾燥」にも耐える仲間
砂漠や強い光の下で、乾燥気味に育つ植物たちです。
- グリーンネックレス
- サンセベリア
- ハナキリン
- アデニウム
- サボテン
- ハートカズラ
熱帯季節林は、1年のうち限られた時期に集中して雨がふる「雨季」があり、それ以外はほとんど降らない乾季です。
砂漠のような環境下で育つものもあり、厳しい環境に生きる植物たちは、体内に水分を貯える仕組みや、ふだんは休眠していて「雨のときだけ」育成する特性を持っています。
そのため、常に水を与えると、植物の育成にとっては、かえって良くありません。冬場は休眠期のため「水やり」は控えます。
置き場所は、室内なら窓際、夏に屋外に出す場合は、「半日陰」に置きましょう!
- 難しい「水やり」を超簡単に、失敗なくできる「水分計」があります。
- 土の表面が乾いていても、中は多湿な状態になっていることもあります。
- こんな状態で、さらに水やりをしてしまっては「根ぐされ」させてしまいます。
でも、大丈夫!
「サスティー」さえあれば、適切に水分管理ができるようになります。
筆者の水やりの方法
筆者は、「サスティー」とい水やりチャッカーを使用して、観葉植物の水管理をしています。
サスティーとは、
適切な水やりタイミングを教えてくれる水分計。 計測機器としては土壌水分計などがあるがこちらは電池を必要としなく単体で動作する。 水やりチェッカー部分の色で土壌中の水分を教えてくれる。 サイズはS,M,Lの3種類です。
サスティーを植木鉢に刺しているだけで、先っちょの色が変化して、『今日は水やりのタイミングだよ!!』と教えてくれる優れものです!
植物たちの水管理をしているおかげで、今では「100% 枯れ知らず」です!
まとめ
植物の育った「ふるさと」を知って、特性や仕組みを生かして育成することが大切です。
- 弱光&多湿を好む仲間
- やや弱光&やや多湿を好む仲間
- 強光、やや強い光を好む仲間
- 乾燥を好む仲間
上記のような仲間分けがあるため、種別に応じた「水やり」や「日光量」を適切に管理することが大切です。
補足として、
- 熱帯多雨林のなかでも、山地や高原など「標高が高い場所」は、 湿度が低く、朝は晴れていても日中は曇っていることが多いです。
- また、サバンナは、 乾季が半年以上続くため、「ジャングル」のような樹木が密生した森ができず、草本と低木とかさまざまに散生する環境も多いです。
- そのため、 地域によって気候の違いがあり、育つ植物も異なるのです。
あなたのお住いの地域や気候、植物の種類を考慮して、適切な管理をしていくために、ぜひ参考になさってください。
本日は以上となります。
最後までありがとうございました🍀