本日は、『金のなる木(クラッスラ)』の増やし方についての解説です。
- 金のなる木が間延びしてヒョロヒョロしている・・
- 剪定して「増やしたい」が方法がわからない・・
- 金のなる木を挿し木する方法がわからない・・
筆者も、初めてのときは、何をどうしたらいいのか分からなくて、
植え替えや挿し木を 先延ばしにしてしまい、
株を根詰まりさせてしまった経験があります。。。
しかし今では簡単に、 金のなる木を挿し木して増やせるようになったので、あなたもきっと大丈夫です。
以下に 「金のなる木の増やし方(植え替え方法と挿し木)」の説明をしましたので、ぜひ試してみてくださいね。
それでは早速、本題に入ります。
<金のなる木>
❶ 名前の由来・品種の特徴
❷ 自生地での様子
❸ 栽培下での成長の様子
❹ 育て方のポイント
❺ 仕立て直しと増やし方
❻ 植え替え&挿し木で増やす手順
金のなる木(クラッスラ)の基本的な育て方・挿し木での増やし方
別名 | フチベニベンケイ |
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科名 | ベンケイソウ科 |
原産地 | 南アフリカ |
日当たり | 日なた、半日陰 |
冬越し温度 | 5℃以上 |
花言葉 | 富、一獲千金 |
風水 | 金銭運上昇・東南に置くと良い |
カレンダー
日当たり | 1月〜5月中旬:ガラス越し
5月中旬〜10月中旬:光線に当てる 10月中旬〜12月末:ガラス越し |
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水やり | 1月〜3月中旬:乾かし気味
3月中旬:10月末:表土が乾いたらやる 11月〜12月末:乾かし気味 |
植え替え | 4月〜6月末 |
増やし方 | 5月〜9月中旬 |
名前の由来や品種の特徴
肉厚の葉の形が 「硬貨」に似ていることや、
昔、新芽に5円玉を乗せ、穴に葉を通して売られていたこともあり、
『金のなる木』と呼ばれています。
昔は、「花月」という名前で呼ばれていたこともあります。
- 葉に斑が入る「花月錦」
- 葉が赤くなる「紅ヶ月」など
種類も多く、 「クラックス」という名前で、
様々な種類が 「ミニ観葉植物」として流通しています。
自生地での様子
乾燥した日当たりの良い場所に自生します。
茎が太くてまっすぐに立ち、たくさん枝分かれして 3mものブッシュ(薮)状に茂ります。
自生地では 「根を食用」にします。
栽培下での成長の様子
地植えでも育つほどものすごく強いです。
冬には、白やピンクの小さな花が咲きます。
鉢の大きさも、小鉢から大きな鉢まで好みの大きさで楽しめ、
「ミニ観葉」として多くの品種を楽しむのも良いです。
育て方のポイント
置き場所
日当たりの良い場所が適します。
耐陰性もありますが、光線が足りないと間延びした株に育ちます。
「花月錦」などは、 寒い方が葉がきれいに色づく種類もあります。
水を控えめにして霜に当てなければ、 0℃近くの低温にも耐えます。
水やり
乾燥には極めて強く、乾かし気味に育てます。
- 春から秋は、「表土が乾いてから」水を与えます。
- 冬は、表土が乾いてからさらに2〜3日経ってから与えます。
筆者の水やりの方法
筆者は、「サスティー」とい水やりチャッカーを使用して、観葉植物の水管理をしています。
サスティーとは、
適切な水やりタイミングを教えてくれる水分計。 計測機器としては土壌水分計などがあるがこちらは電池を必要としなく単体で動作する。 水やりチェッカー部分の色で土壌中の水分を教えてくれる。 サイズはS,M,Lの3種類です。
サスティーを植木鉢に刺しているだけで、先っちょの色が変化して、
「今日は水やりのタイミングだよ!!』と教えてくれる優れものです!
筆者は、このサスティーをすべての植木鉢にぶっ刺して笑
植物たちの水管理をしているおかげで、今では「100% 枯れ知らず」です!
肥料
肥料が多いのを嫌うので控えめにします。
葉の色や成長度合いが悪い場合は、春に緩効性肥料を与えます。
やさしい解説!観葉植物の肥料|与えるタイミング・種類・おすすめの肥料
病害虫対策
まれにアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。
きもい!観葉植物の害虫は早期発見と対策が重要!おもな害虫11種も解説!
仕立て直しと増やし方
剪定の仕方
間延びしたり、下葉が落ちた株は、切り戻して仕立て直します。
- 枝分かれした部分の2〜3cm上か、地のきわから7〜8cmを残して切り戻すと、切り口の下から新芽が伸びて来ます。
- 株がぐらつくときは、 光線不足だったり、 根が傷んでいることがあります。
- 冬に水を与えすぎたり、夏の高温多湿で急に弱ってしまうことがあるので注意が必要です。
植え替えの仕方
根詰まりしてしまった株は、ひと回り大きな鉢に植え替えます。
- 根詰まりした株は、 水を与えても吸収できず、ひょろひょろとして葉が小さく、まばらになります。
- 鉢の裏を返して確認すると、 鉢底穴から根が出ていれば、植え替えが遅れてしまった合図です。
- 順調に成長すると、 2〜3年で鉢に比べて株が大きくなり過ぎて、 倒れやすくなります。対処方として、 ひと回り大きな鉢に植え替えます。
- 鉢から株が抜けにくいときは、 無理に引き抜かず、金づちなどで鉢を割ってしまった方が良い場合もあります。
- 根鉢を 1/3ほど手で崩して、 古い土を軽く落とす。
- 株の成長に合わせて、 ひと回り大きい鉢に鉢底石を入れてから、株が鉢の 中央にくるように植えつける。
- 水をたっぷり与えて植えつけ完了。
↓ 画像付き「サンセベリア の植え替え方法の解説」はこちら
挿し木の仕方
切った茎を使って、挿し木で増やすこともできます。
- 元気で充実した部分の茎を切って 「挿し穂」にします。 発根しやすいので5〜20cmくらいの好みの長さで良いです。(長めに切るとすぐに鑑賞できる株になります)
- 下葉を2〜3節分取り除き、 風通しの良い場所に2〜3日置いて 切り口を乾かします。
- 湿らせた「挿し床(土)に、箸などで穴をあける。
- 「挿し穂」を 3cmほど土に挿し、周囲の土を軽く押さえて安定させる。
- 乾燥させないように、風通しのよいところ 半日かげで管理する。
- 約1カ月ほどで植え替えができるほどに成長する。
- 「金のなる木」は、乾燥を好むため、水はけの良い土を使うことが最も大切です
- 「金のなる木」専用の用土を使えば、水はけなどの心配も無用で安心です
最後に
「金のなる木」は、乾燥した日当たりの良い場所を好み、強健でとても育てやすい観葉植物です。
挿し木で増やせば、約1カ月で植え替えができるほどに成長が早く、
初心者でも生育に失敗が少ない観葉です。
風水では「金運上昇」、花言葉では「一攫千金」と言われているため、
とても人気があります。
挿し木は意外と簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
本日は以上となります。
最後までありがとうございました🍀