この記事は、『サンセベリア』についての解説です。
縦にスッと伸びた姿は勇ましく、凛とした貫禄さえうかがえるサンセベリア。
男性にも女性にも人気の観葉植物です。
日当たりがよく、乾燥した場所を好むので、比較的育てやすく、管理も楽な品種ですが、生育が旺盛なあまり、鉢の中に根が回りやすいため、仕立て直しが必要になります。
では、どのように育てたら「サンセベリア」を元気に育てることが出来るのか説明していきます。
では、早速本題に入ります。
- サンセベリアの基本的な育て方
- 仕立て直しと増やし方
【サンセベリア】の育て方♡株わけ・葉挿しをして一度にたくさん増やそう!
別名 | トラノオ、チトセラン |
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科名 | リュウゼツラン科 |
原産地 | メキシコ |
日当たり | ひなた |
冬越し温度 | 最低5℃以上 |
花言葉 | 永久、不滅 |
風水 | 魔よけ、厄よけ |
育成カレンダー
日当たり |
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水やり |
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植え替え | 5〜8月末 |
増やし方 | 挿し芽、株分け |
名前の由来や品種の特徴
- トラノオ (虎の尾)の名で古くから親しまれています。
- 原種のアツバチトセラン(サンセベリア・トリファスキアータ)が元になって多くの園芸種があり、黄色の斑が入る『ローレンティー』、小型の『ローレンティ・コンパクタ』などが出回る。
- 白斑が縦に入るシロシマチトセランなど様々な種があります。
- 自生地では、葉から繊維を採って栽培します。
自生地での様子
- 日当たりの良い乾燥した場所に自生し、トリファスキアータなどは 1mほどの高さに成長します。
- 地下茎から子株をたくさん出して、「横方向」に広がって増えます。
栽培下での成長の様子
- 生育が旺盛で、成長期には株元からどんどん新芽が出て葉数が増えて鉢が倒れやすくなります。
- 鉢の中では、地下茎が横に伸びて、そこから子株が直立して育つため、直ぐに鉢がいっぱいになります。
育て方のポイント
置き場所
- 室内では日光の当たる場所が良いです。
- 夏に外に出す場合は、半日陰に置きます。
- 耐陰性があるので日当たりが悪くても育つが、葉の色が悪くなったりヒョロヒョロと軟弱になります。
- 冬は、10℃以上の場所が適しますが、水を切って休眠状態にすれば5℃程度でも越冬できます。
水やり
- 5〜9月の成長期には、表土がやや乾いたらたっぷりと与えます。
- 10月頃から徐々に水やりの頻度を減らし、冬は与えずに休眠状態にします。
- 多少葉に シワが入ることがあるが大丈夫です。
- 気温が上昇して徐々に水やりの回数を増やすと、また元に戻ります。
筆者の水やりの方法
筆者は、「サスティー」とい水やりチャッカーを使用して、観葉植物の水管理をしています。
サスティーとは、
適切な水やりタイミングを教えてくれる水分計。 計測機器としては土壌水分計などがあるがこちらは電池を必要としなく単体で動作する。 水やりチェッカー部分の色で土壌中の水分を教えてくれる。 サイズはS,M,Lの3種類です。
サスティーを植木鉢に刺しているだけで、先っちょの色が変化して、
「今日は水やりのタイミングだよ!!』と教えてくれる優れものです!
筆者は、このサスティーをすべての植木鉢にぶっ刺して笑
植物たちの水管理をしているおかげで、今では「100% 枯れ知らず」です!
肥料
春に 緩効性肥料を与えます。
<緩効性肥料 粒状タイプ>
<錠剤タイプ>
<液体タイプ>
やさしい解説!観葉植物の肥料|与えるタイミング・種類・おすすめの肥料
病害虫対策
まれにカイガラムシが付くことがあります。
きもい!観葉植物の害虫は早期発見と対策が重要!おもな害虫11種も解説!
仕立て直しと増やし方
- 成長が早いので、 2年に1回は植え替えが必要です。
- 株を 1〜3個ずつ切り分けてから、鉢の中央に植えつけます。
- 葉挿しをして、一度にたくさんの株を増やすこともできます。
- ただし、斑が消えることもあるので、気に入って選んだ斑入りの種は 「株分け」で増やしましょう。
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「株分け」の仕方
鉢がいっぱいになったら「株分け」する
成長して次々と新芽が出て鉢がいっぱいになったら、ひと回り大きな鉢に植え替えるか、株わけしよう!
- 何年も植え替えせずに育てていると、株が鉢の縁いっぱいにまで育ち新芽の伸長するスペースがなっくなってしまいます。 「株わけ」して新しい土で植え付けましょう。
- 傷ついた葉があるときは、 「根元から」切り取ります。
- 株を鉢から抜く。(根が鉢いっぱいに回って抜けにくいときは、鉢をたたくと抜けやすくなる。)
- ほとんど土が見えないほど、根がいっぱいになり、 地中にできた「子株」があれば根をつけて切り分けます。
- 古土を落とし、 1〜3株ずつハサミで切り分ける。
- 鉢底にゴロ石を入れてから植え付けます。(水はけが良くなる)
- サンセベリア は、葉が重く倒れやすいので、 やや深めに植え込む。
- たっぷりと水を与えて植え付けは完了です。
「葉挿し」のやり方
一度に増やすには「葉挿し」する
- 一度にたくさんの数を増やしたいときは、「葉挿し」をして増やします。
- 傷がついた葉を利用するのも良いでしょう。(※ただし斑入り種は緑葉に戻ります)
葉挿しの手順
- サンセベリア の葉を、 5〜10cmほど切る。
- あとで上下がわからなくなりやすいので 下部に印をつける
- 新聞紙の上などに並べ、 風通しのよい日陰に数日置いて切り口を乾かす。
- 挿し床に水をかけて十分に湿らせる。
- 葉の 1/3くらいを斜めに挿し、土を押さえる。
- 直射日光の当たらない風通しのよい場所で管理する。挿した葉が倒れないように、水やりはそっと与える。
- <約2ヶ月後>鉢底から根が伸びて順調に成長しているのを確認したら、箸などを使って掘り上げる。
- 葉の切り口から根が伸びているはずです。通常は、 1ヶ月ほどで根が出るが、心配な場合は、 3ヶ月から半年後に新芽が伸びてきてから掘りあげてもよいです。
サンセベリアは、横に伸びるの??
サンセベリア は、地下茎で増える植物です。
地下茎は横方向に伸びるため、鉢で育てると鉢の縁で行き止まり、鉢の周囲に沿って成長します。
そこから新芽が上に向かって垂直に伸びるので、どうしても鉢縁近くに新芽が出ることになります。
お店のサンセベリア は、鉢の中央に数株を寄せてありスリムな印象で、上方向に真っ直ぐに伸びていますが、地中では横方向に広がって伸びているのです!
最後に
サンスベリアは、マイナスイオンを放出してくれるので、寝室に置くのにはぴったりな植物です。
- 花言葉は、「永久、不滅」
- 風水では、「魔除け、厄よけ」です
とがった葉は、 悪い気をはらう作用があるとも言われています。
開店祝いや引越し祝いなど「長く続くように」という思いを込めて贈られる観葉植物です。
大切な彼の方に、贈られてはいかがですか。
最後までありがとうございました。
また、遊びに来てくださいね☘