本日は、ゴムの木についての解説です。
- 最初は凛々しかったゴムの木が、ここ数年で ひょろひょろと徒長してしまい見た目が悪い。
- 葉のつき方も、バランスもイマイチ。
- どうにかして見た目を美しくして、さらに株を増やしたい。
このようなお悩みのある方に向けての記事になります。
この記事を読めば、あなたのゴムの木を、見違えるように立派な姿に仕立てなおすことができます。
それではさっそく、本題に入ります。
ゴムの木の育て方|「取り木」を攻略して昔の勇姿を取り戻そう!
別名 | フィカス、インドゴム |
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科名 | クワ科 |
原産地 | インド、ミャンマー |
日当たり | 日なた |
冬越し温度 | 最低5℃以上 |
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【ベンジャミン】の育て方・カンタンな剪定と植え替え方法の解説!
前の由来・品種の特徴
この木の白い樹液から生ゴムを採ったことから、この名がつけられました。
しかし、近年では、品質の良いアマゾン原産のパラゴムノキ(トウダイグサ科)を利用することが主流になっています。
ゴムの木の仲間のフィカス属は、熱帯から温帯を中心に、約800種あり変化に富みます。
自生地での様子
高さが30mにもなる常緑樹で、幹や枝から根(気根)を出して育ちます。
栽培下での成長の様子
生育が旺盛で、日当たりが良いと枝葉が伸びて全体的に大きく育ちます。
葉は数年で寿命となり、上手に育ててもしだいに下葉が落ちていきます。
姿が乱れた場合は、「取り木」をして「再生」すると良いです。
育て方のポイント
置き場所
- 室内では、 日当たりの良い場所が適しています。
- 夏場に、外に出す場合、少しずつ慣らして直射日光に当てると、葉色がよく、しっかりと育ちます。
- 斑入りの種類は、葉焼けしやすいので、明るい日陰に置きましょう。
水やり
- 成長期は、土の表面がやや乾いたら十分に与えます。
- 夏場は、特に水きれに注意し、鉢の周囲に散水したり葉水や霧吹きをして湿度を保つ。
- 10月頃からは、徐々に水を控えめにします。
筆者の水やりの方法
サスティーとは、
適切な水やりタイミングを教えてくれる水分計。 計測機器としては土壌水分計などがあるがこちらは電池を必要としなく単体で動作する。 水やりチェッカー部分の色で土壌中の水分を教えてくれる。 サイズはS,M,Lの3種類です。
サスティーを植木鉢に刺しているだけで、先っちょの色が変化して、
「今日は水やりのタイミングだよ!!』と教えてくれる優れものです!
筆者は、このサスティーをすべての植木鉢にぶっ刺して笑
植物たちの水管理をしているおかげで、今では「100% 枯れ知らず」です!
肥料
- 春に元肥を与える
- 春から夏には、薄めの液肥を与えるが、小さめに育てたいなら控えめに与えます。
<緩効性肥料 粒状タイプ>
<錠剤タイプ>
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害虫対策
アブラムシやカイガラムシに注意が必要です。
<病害虫対策>
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仕立て直しと増やし方
5月〜8月にかけて、剪定や植え替え、挿し木などの繁殖ができます。
- 伸びすぎた株は、好みの高さで「節の少し上」を切り詰めます。
- 切った葉茎を利用して、挿し木をして増やせます。
- 根詰まりしてしまうと、水を与えても吸収できなくなり、成長が悪くなったり、葉が落ちたりするので、早めに植え替えます。
取り木で増やす
姿が乱れたときは、「取り木」をすることができます!
日が当たらない場所で長年育てると、ひょろひょろと徒長したり、葉のつき方がバラバラでバランスが悪くなります。
取り木の手順
- 親株から切り分けたあとの姿を想像し、 「葉が残っている部分の下」で取り木をする。
- 鋭利な刃物で、 幹の直径1,5〜2倍くらいの長さ、1〜2mm程度の深さに切り込みを入れる。
- 横方向にも切り込みを入れる。カッターナイフを幹に押し付けるようにし、 幹を回して切れ込みを入れる。
- 刃先を使って、切り込みを入れた部分を はがす。
- 途中からは、 指でむくようにはがす。
- ここがコツ!⭐️表皮のすぐ下の薄い緑色の部分は「形成層」で、露出した黄色味を帯びた部分が「木質部」です。うまく切り込みが入って入れば、 形成層は比較的かんたんにはがれます。
- 環状に表皮をはぎ、 木質部を露出させる。形成層が残った場合は、きれいにとっておく。
- やや厚めのビニール袋などを切り、 シート状にする。
- 水コケを濡らして軽く絞る。
- 切り口に水コケを当てて 団子状に包む。
- 水コケの周りを ビニール袋で包む。
- ビニールの上下を ビニタイなどで留める。(下部分は強めに、上は軽く留めるのがコツ!)
- 取り木の作業は完了です。 直射日光の当たらない場所で管理します。
日々の管理
- ビニールにカッターなどで 小さな穴をあけておく。
- 穴から水を注ぎ、 水コケは常に湿らせておく。
子株を切り離す
約2ヶ月くらいすると、水コケの隙間から根が伸びてきたのを確認できます。
- 根が伸びてきたのを確認する。
- 切り口を覆っていた ビニールと、水コケを丁寧に取り除く。
- 幹に切り込みを入れた 上部から、根が伸びているのを確認できる。
- 発根部の下をハサミで切り、親株と子株を 切り離す。
子株を植え付ける
- 鉢底に少量の 鉢底石を入れ、 培養土を入れる。
- 根が 四方に広がるように広げる。
- 鉢の 中央に株が来るように置く。
- 片手で株を持って固定しながら 真っすぐに植え付ける。
- 根が十分に伸長するまでは、 倒れやすいので支柱を立てる。
- たっぷりと水を与えて完成! 1週間くらいは 半日陰で管理し、 徐々に日光に慣らして、 1ヶ月後には 直射日光に当てて育てる。
↓画像解説付き、植え替えの手順はこちらを参照ください↓
親株の整枝
残った「親株」は、好みの位置で剪定し、新しい土で植え替える。
<芽の方向に注意!>
- ゴムの木は、どの節からも芽が出ます。
- 好みの位置で切り詰めても良いが、芽が出る向きをよく観察すること。
- 将来的に伸びる枝の方向を予測し、伸ばしたい方向の向きに付いている「芽の上で」切り詰める。
- 出てきた新芽がしだいに大きくなって「枝」になります。
ゴムの木などの葉っぱが魅力の植物にオススメのツヤだしスプレー
そして、ゴムの木の葉っぱのツヤはとっても見た目に左右します。
ツヤのないカサカサの葉っぱではゴムの木の魅力も半減に・・・。
葉っぱさえ輝いていれば、お部屋もパッと華やいで、
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まとめ
ゴムの木は、日光が当たらない場所で長く育てると、ひょろひょろと徒長してしまったり、葉のつきも、バランスも悪くなってしまいます。
ゴムの木は、成長が旺盛で、半日陰から徐々に慣らして育てれば、1ヶ月後にはがっしりと大きな株に成長します。
取り木で増やせば、意外とかんたんに繁殖させることができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
本日は、以上となります。
最後までありがとうございました🍀
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